本紹介:原田マハ「楽園のカンヴァス」
スタッフブログ
皆様こんにちは。
あいの訪問マッサージサービス
事務スタッフです。
梅雨が明け、酷暑のシーズンに突入しましたね。
特別な用事でも無い限り、
日中の外出ははばかられる今日この頃・・・
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私はもちろん、エアコンの効いた家で
じっとしています。(笑)
涼しい部屋で水出しのコーン茶を飲みながら
本を読むのが至福の時間なんです。
ということで(?)、今日はオススメの小説を1冊
ご紹介したいと思います。
(ネタバレはしないので安心してくださいね)
その1冊は、
原田マハさん著「楽園のカンヴァス」。
アンリ・ルソーという画家の
「夢」という絵を題材に描かれた
ミステリー小説です。
(ちなみにこの絵は実在するものです)
ある日、「夢」に酷似した絵を持っているという
コレクターから、主人公の2人に招待状が届きます。
「この作品がルソーの描いた“本物”なのか
それとも“贋作”なのか判断してほしい。
納得のいく答えを出せた方にこの絵を譲る」と。
主人公は2人ともルソーの研究のスペシャリスト。
それぞれの思いを胸に、コレクターの屋敷へと
足を運びますが・・・
といった内容です。
この本の何が素晴らしいって、
ただのミステリー小説じゃないんです。
「夢」のモデルとなったヤドヴィガとルソーの愛、
主人公であるティムと織絵達の関係性の変化、
絵を取り巻く黒い思惑と裏の権力者、
そして絵の真贋・・・
全てがバランスよく綺麗に展開されていくのです。
どこからも目が離せなくて、
ずっとハラハラドキドキ必至ですよ。
また話が進んでいく中でアンリ・ルソーの
半生を辿っていく事になるのですが、
その描写の美しいこと・・・
ルソーという画家をある程度知っていると
より楽しめる本ではありますが、
知らなくてもきっと面白いはず。
なんといっても、史実(事実)とフィクションの
バランスまで絶妙なのです。
むしろ、もともとルソーをかじる程度に
好きだった私の方が
「え、そんな絵あったんだっけ?
ピカソと仲良かったのは事実だけど、
こんな会話が実際にあったのかな?
ヤドヴィガって実在してたっけ?」
と、しっかり惑わされました(笑)
変に先入観のない方が
すんなり内容を受け取れるかも?
とにかく、お話の随所から
原田先生のアート愛・ルソー愛を
ひしひしと感じられます。
それでいて、ミステリーとしてちゃんと面白い。
機会があればぜひ、お手に取ってみてもらいたい
「楽園のカンヴァス」のご紹介でした。
訪問マッサージと何ら関係のない
ブログばかりですが💦
また息抜きにでも是非見に来てくださいね。
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当院では、今月も患者様の体調や生活が
よりよいものになるよう努めてまいります。
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